脳を知れば人間がわかる。
世界はもっとよくなる。


杉浦 元亮Motoaki Sugiura
東北大学 教授
加齢医学研究所 人間脳科学研究分野
災害科学国際研究所 認知科学研究分野
応用認知神経科学センター 研究教育戦略部門
スマート・エイジング学際重点研究センター
認知脳機能研究部門
脳を知れば人間がわかる。
世界はもっとよくなる。
人間らしい精神・行動、そして社会は、脳のどんな仕組みで実現されるのでしょう。私たちはその秘密を解明する「人間脳科学」を展開しています。脳機能画像と生理・行動計測、社会調査を駆使し、基礎から応用まで人間性に関わるあらゆる学問領域をつなぐ「ハブhub」となる脳科学を目指します。みなさまのご参加をお待ちしています。
研究テーマ
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自己を創る脳
「自己」は脳でどのように生まれ、我々の認識や行動、適応性にどう影響を及ぼすのでしょう。身体・運動・社会性・メンタルヘルスなど、自己の多様な側面について、謎の解明
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価値はどこから生まれるか
脳は多様な感覚入力を統合し、知識・記憶を参照して事物や環境の価値を評価しますが、その過程はまだ謎だらけです。様々な行動実験・脳計測実験から、その不思議な実態が明
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言葉とコミュニケーション
人間はコミュニケーションによって社会を作り、言葉はその強力なツールとして気持を伝え人を動かします。これらの機能とその獲得の脳内基盤の解明は、人間理解と教育応用へ
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災害と生きる力
災害における人間の心と行動について様々な研究を行っています。 特に東日本大震災(2011)の被災者を対象とした調査で「災害を生きる力」の8因子(リーダーシップ
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未来を拓く人間脳科学
超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方
ニュース
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202509.07研究
性格特性と楽観主義が実験的疼痛に与える影響:fMRI研究(ポスター発表)
性格特性が疼痛に影響を及ぼすことは多くの研究で示唆されています。 たとえば、外向性や協調性が高い人ほど疼痛耐性が高
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202509.07研究
日常コミュニケーションにおける4つの主要対話モードの洞察とその神経基盤(ポスター発表)
私たちは、日常的な会話を動機づける社会的モチベーションに基づき「Dialogue Modes(DM)」を定義しました
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202509.07研究
津波避難を躊躇するヒトの心理過程と神経基盤:fMRI研究(ポスター発表)
これまでの研究で、津波即時避難には感情制御特性が寄与することが発見されていました。しかしながら、この感情制御特性がど
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202509.05研究
第二言語記憶におけるジェスチャー効果の個人差:問題解決を支える脳の関与(ポスター発表)
第二言語(L2)における理解および記憶に対するジェスチャーの効果は、個人によって異なることが明らかになってきています
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202508.07できごと
Dynamic Symmetric Functional Connectivity (DySCo) 勉強会
fMRIのfunctional connectivityの解析手法であるDynamic Symmetric Func
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202507.30できごと
2025オープンキャンパスでfMRI見学・研究紹介を実施しました
2025年7月30日(水)・31日(木)の東北大学オープンキャンパスにて、応用認知神経科学センター(CogNAC)主
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202507.13研究
バイリンガルはL1とL2で同じ統語処理システムを共有しているのか?(国際学会口頭発表)
バイリンガルがL1(第一言語)とL2(第二言語)の文を産出する際、統語的な情報はどのように統合されているのでしょうか
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202507.13研究
ジェスチャーはどのように第二言語習得を促進するのか:神経科学的視点から(国際学会口頭発表)
人は日常的にジェスチャーを使っています。それはあまりに自然で、しかしながら不可欠なコミュニケーション手段です。母
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202507.04研究
感情の身体化と言語:内部受容感覚基盤表現の神経的メカニズム(口頭発表・受賞)
本研究では、「心がバラバラになった」のような身体内部の感覚に基づく特異的な感情表現が、より一般的な感情表現と比べて脳
アクセス
東北大学加齢医学研究所(IDAC)
〒980-8575 仙台市青葉区星陵町4-1
スマート・エイジング棟3F
E-mail: hubs@grp.tohoku.ac.jp