ニュース News 202509.16 身体内部感覚に基づく感情言語の神経メカニズム(国際学会ポスター発表・受賞) Posted in 研究 本研究では、fMRI を用いて、内部感覚に根差した感情表現(例:「胸が張り裂ける」)が、身体に特定されない一般的な感情ラベルとはどのように神経処理が異なるのかを検討いたしました。 その結果、内部感覚を伴う言語表現が、対応する身体感覚の中枢表現を活性化させ、それにより当該の身体状態のシミュレーションや自律神経的調節を引き起こす可能性があることが示唆されました。 これらの知見は、身体感覚によって形づくられた言語が、その感覚の概念化のあり方を相互的に形成しうる神経メカニズムを示唆しています。 本研究は、2025 年 9 月 15 日から 20 日にかけてポルトガル・ポルトで開催されました第 15 回 International Conference on Cognitive Neuroscienceにおいてポスター発表を行い、540 件の発表の中から優秀ポスター賞 3 件のひとつとしてHonorable Mentionを受賞いたしました。(Sunny) URL: https://icon2025.pt/ (右から3番目が指導教員 Jeong 教授、代理受賞者) 添付ファイル 一覧へ戻る 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 アーカイブ 月別 2025年10月2025年09月2025年08月2025年07月2025年06月2025年05月2025年04月2025年03月2025年02月2025年01月2024年12月2024年11月 年別 2025年2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年
本研究では、fMRI を用いて、内部感覚に根差した感情表現(例:「胸が張り裂ける」)が、身体に特定されない一般的な感情ラベルとはどのように神経処理が異なるのかを検討いたしました。
その結果、内部感覚を伴う言語表現が、対応する身体感覚の中枢表現を活性化させ、それにより当該の身体状態のシミュレーションや自律神経的調節を引き起こす可能性があることが示唆されました。
これらの知見は、身体感覚によって形づくられた言語が、その感覚の概念化のあり方を相互的に形成しうる神経メカニズムを示唆しています。
本研究は、2025 年 9 月 15 日から 20 日にかけてポルトガル・ポルトで開催されました第 15 回 International Conference on Cognitive Neuroscienceにおいてポスター発表を行い、540 件の発表の中から優秀ポスター賞 3 件のひとつとしてHonorable Mentionを受賞いたしました。(Sunny)
URL: https://icon2025.pt/