MENU
  • A
  • A
  • A

ニュース

News

202510.02 【研究会】超知能AIとの共存をめぐる地平 Posted in できごと

昨今AIの知能の発展は著しく、さまざまな面で人間と同等の「知性」を期待される「汎用AI」が登場し、社会導入が議論されています。これがさらに進化し自律性を獲得した「超知能AI」のリスクが漠然と指摘されていますが、その具体的なイメージが共有されず、建設的な議論に至っていません。本シンポジウムでは、「汎用AI」の普及と「超知能AI」の登場の見通し・懸念について、議論を可能にする枠組みの構築を目指しました。

日程:2025年10月2日(木) 13:00-15:30
場所:加齢医学研究所 SA棟3階
形式:ハイブリッド(現地+ZOOM)

プログラム
Session 1: 汎用AIに期待する現場と懸念
人材不足のさまざまな現場で、これまで人間が担ってきた判断をAIに委ねる可能性が議論され、一部では実際に導入が始まっています。その背景と期待される役割、そこに生じる懸念について、現場ごとの具体的な議論を行いました。
超知能AIが災害対策本部や復興本部において、意思決定の「参謀」として機能する可能性
 佐藤 翔輔:災害科学国際研究所 准教授
汎用AIと教育現場:人にしかできない力をどう測るか?
 松下 ステファン悠:工学研究科 准教授
ビジネス意思決定のための汎用型AIエージェントが普及した未来の希望と断崖絶壁
 石垣 司:経済学研究科 教授

Session 2: 超知能AIディストピア
AIに社会が乗っ取られる SFのような世界はあり得るのか、そのリアリティについて議論しました。
私が見た未来〜AI開発者がガチで描くディストピアシナリオ
 
山田 和範:情報科学研究科 教授
未来の教育:超知能AIが支配する世界を見据えて
 榊 浩平:応用認知神経科学センター 助教

Session 3: 超知能AIとの共存をめぐる地平
総合討論として「汎用AI」に依存、「超知能AI」と共存する社会に向け、必要・可能な論点を整理しました。
超知能AIに着想した人文科学議論:アンケートから
 杉浦 元亮:加齢医学研究所/災害科学国際研究所 教授

主催応用認知神経科学センター(CogNAC)
共催
未来人材研究会
・SOKAP-connectサステナブル行動×脳科学プロジェクト
加齢医学研究所 人間脳科学研究分野

現地参加14名、オンライン参加17名(重複除く)

添付ファイル