研究テーマ
Research News Details
未来を拓く人間脳科学
超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
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超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
日常生活の「褒め」には「真の褒め言葉」と「お世辞」の2種類があります。多くの分野で、この2つの効果の違いや同等性が議論され、結論が分かれていました。また、個人差についてもあまり考慮されていませんでした。
そこで、我々はそれぞれの褒め言葉を受け取ったときの脳活動をfMRIで評価しました。その結果、真の褒め言葉はより「報酬系」を活性化させ、報酬価値が高いことがわかりました。しかし、個人特性の「賞賛獲得欲求」が強い人は、低いパフォーマンスのときに真の褒め言葉を受け取ると、頭頂溝の活動が低下する傾向があり、褒め言葉の受け取り方に個人差があることも示唆されました。詳細はFrontier in Human Neuroscienceに掲載されました“Sincere praise and flattery: reward value and association with the praise-seeking trait”をご参照ください。(藤原)
https://doi.org/10.3389/fnhum.2023.985047
学部生時代の成果が形となって大変嬉しいです。
学内発表会→ https://hubs.idac.tohoku.ac.jp/news/detail.php?d=S0ksSczLtzU0NwQA
プレプリント→ https://hubs.idac.tohoku.ac.jp/infomation/detail.php?d=S0ksSczLtzU0NwAA