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研究テーマ

Research News Details

言葉とコミュニケーション

人間はコミュニケーションによって社会を作り、言葉はその強力なツールとして気持を伝え人を動かします。これらの機能とその獲得の脳内基盤の解明は、人間理解と教育応用への貢献が期待されます。

202302.15 褒め言葉の二面性(論文出版) Posted in 研究

 日常生活の「褒め」には「真の褒め言葉」と「お世辞」の2種類があります。多くの分野で、この2つの効果の違いや同等性が議論され、結論が分かれていました。また、個人差についてもあまり考慮されていませんでした。
 そこで、我々はそれぞれの褒め言葉を受け取ったときの脳活動をfMRIで評価しました。その結果、真の褒め言葉はより「報酬系」を活性化させ、報酬価値が高いことがわかりました。しかし、個人特性の「賞賛獲得欲求」が強い人は、低いパフォーマンスのときに真の褒め言葉を受け取ると、頭頂溝の活動が低下する傾向があり、褒め言葉の受け取り方に個人差があることも示唆されました。詳細はFrontier in Human Neuroscienceに掲載されました“Sincere praise and flattery: reward value and association with the praise-seeking trait”をご参照ください。(藤原)
https://doi.org/10.3389/fnhum.2023.985047

学部生時代の成果が形となって大変嬉しいです。
学内発表会→ https://hubs.idac.tohoku.ac.jp/news/detail.php?d=S0ksSczLtzU0NwQA
プレプリント→ https://hubs.idac.tohoku.ac.jp/infomation/detail.php?d=S0ksSczLtzU0NwAA
 

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