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研究テーマ

Research News Details

言葉とコミュニケーション

人間はコミュニケーションによって社会を作り、言葉はその強力なツールとして気持を伝え人を動かします。これらの機能とその獲得の脳内基盤の解明は、人間理解と教育応用への貢献が期待されます。

202203.11 第二言語の暗示的文法知識は脳内にあるのか。(論文出版) Posted in 研究

言語知識には、意識的に使う明示的知識と無意識的に使う暗示的知識の2種類があることが知られています。第二言語は、母語のように暗示的知識を備えることがなかなか難しいとも言われています。本研究では、第二言語が話されている環境で言語を学んでいる成人の学習者が第二言語の暗示的文法知識を使うことができるのか、また、暗示的知識に関与する神経基盤はどこなのかをfMRIを用いて調べてみました。脳領域と活動を検討した結果、母語話者と比べ、文法処理が自動化されていないものの、脳内で第二言語の暗示的知識を使うことができることが検証されました。この結果は、成人の第二言語習得においても暗示的知識が獲得できる可能性を示唆するものです。研究成果は応用言語学分野で権威のある国際雑誌 Studies in Second Language Acquisition に出版されました。(鄭)
https://doi.org/10.1017/S0272263122000043

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