研究テーマ
Research News Details
未来を拓く人間脳科学
超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
Research News Details
超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
インターネットの普及以降、日本でも徐々に進んでいたデジタル化ですが、COVID-19により世界規模で急速に進行しました。その中で、この変化に適応してデジタル化の恩恵を受ける人と、適応できずに不利益を被ってしまう人が出ました。より多くの人がデジタル化社会に適応できるように様々な対策が立てられていますが、そもそも人々がデジタル化社会の価値をどこに見出しているのか、どのような人がこの社会に適応できるのかがわかっていませんでした。オンライン調査により、人々はデジタル化社会に5つの価値を見出していること、デジタル化社会により適応するためには環境整備を前提に社会性を高めるような人材教育も必要であることを明らかにしました。この結果はFrontiers in Psychologyの特集号Technostress, Mental Health and Well-beingに掲載されました(濱本)。
https://doi.org/10.3389/fpsyg.2023.1230192