研究テーマ
Research News Details
未来を拓く人間脳科学
超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
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超高齢社会・災害の多発・スマート社会。環境や社会の変化は我々の生活や価値観をどう変えるのでしょうか。認知・脳科学の視点から、人間らしい生き方、技術や社会のあり方について未来への提言を目指します。
ゴミ処理場の建設などのいわゆる忌避施設問題では、「当事者」と目される地元住民の決定権(正当性)が高く評価される現象が頻発します。当事者の優位的正当化と呼ばれるこの判断傾向は、「当然のこと」と自明視されやすいものの、これでは忌避施設とされる様々な公共施設が立地不可となり、公益の喪失という共貧事態が生じることになります。この合理的ではない当事者の優位化の背景には、直観的な道徳判断が関与していることが推測されており、本研究では機能的MRIを用いてこの仮説を検証しました。
関西学院大学、名桜大学、中部大学、関東学院大学との共同研究成果について、日本グループ・ダイナミックス学会第68回大会(オンライン開催)で発表しました。(大場)
http://jgda68th.sakura.ne.jp/index.html