研究概要詳細 Research outline 202209.17 認知神経科学で忌避施設問題の理解に挑む(学会ワークショップ) Posted in 研究 ゴミ処理場の建設などのいわゆる忌避施設問題では、「当事者」と目される地元住民の決定権(正当性)が高く評価される現象が頻発します。当事者の優位的正当化と呼ばれるこの判断傾向は、「当然のこと」と自明視されやすいものの、これでは忌避施設とされる様々な公共施設が立地不可となり、公益の喪失という共貧事態が生じることになります。この合理的ではない当事者の優位化の背景には、直観的な道徳判断が関与していることが推測されており、本研究では機能的MRIを用いてこの仮説を検証しました。 関西学院大学、名桜大学、中部大学、関東学院大学との共同研究成果について、日本グループ・ダイナミックス学会第68回大会(オンライン開催)で発表しました。(大場) http://jgda68th.sakura.ne.jp/index.html 添付ファイル 一覧へ戻る 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 アーカイブ 月別 2024年12月2024年11月2024年10月2024年09月2024年08月2024年07月2024年06月2024年05月2024年04月2024年03月2024年02月2024年01月 年別 2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年
ゴミ処理場の建設などのいわゆる忌避施設問題では、「当事者」と目される地元住民の決定権(正当性)が高く評価される現象が頻発します。当事者の優位的正当化と呼ばれるこの判断傾向は、「当然のこと」と自明視されやすいものの、これでは忌避施設とされる様々な公共施設が立地不可となり、公益の喪失という共貧事態が生じることになります。この合理的ではない当事者の優位化の背景には、直観的な道徳判断が関与していることが推測されており、本研究では機能的MRIを用いてこの仮説を検証しました。
関西学院大学、名桜大学、中部大学、関東学院大学との共同研究成果について、日本グループ・ダイナミックス学会第68回大会(オンライン開催)で発表しました。(大場)
http://jgda68th.sakura.ne.jp/index.html