研究概要詳細 Research outline 201911.23 ヒヤリ運転に先行する脳活動(学会ポスター発表) Posted in 研究 運転環境は様々な危険をはらんでいます。歩行者が飛び出してくるかもしれないし、先行車が急にブレーキを踏むかもしれません。こうした危険イベントへの対応を脳活動から予測することは可能でしょうか。ドライビングシミュレータを用いた機能的MRI実験の結果、上側頭回の活動が飛び出しに対する反応時間と正相関する、すなわち運転操作反応の遅れと関連していることが明らかとなりました。さらに、この上側頭回と反応時間の関連は先行車ブレーキでは認められないことから、危険イベントの種類により予測に関わる認知プロセスが異なる可能性が示唆されます。本成果を計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2019 (SSI2019)で発表し、関連分野の研究者と活発な議論を行いました。(大場) 添付ファイル 一覧へ戻る 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 アーカイブ 月別 2024年12月2024年11月2024年10月2024年09月2024年08月2024年07月2024年06月2024年05月2024年04月2024年03月2024年02月2024年01月 年別 2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年
運転環境は様々な危険をはらんでいます。歩行者が飛び出してくるかもしれないし、先行車が急にブレーキを踏むかもしれません。こうした危険イベントへの対応を脳活動から予測することは可能でしょうか。ドライビングシミュレータを用いた機能的MRI実験の結果、上側頭回の活動が飛び出しに対する反応時間と正相関する、すなわち運転操作反応の遅れと関連していることが明らかとなりました。さらに、この上側頭回と反応時間の関連は先行車ブレーキでは認められないことから、危険イベントの種類により予測に関わる認知プロセスが異なる可能性が示唆されます。本成果を計測自動制御学会 システム・情報部門 学術講演会 2019 (SSI2019)で発表し、関連分野の研究者と活発な議論を行いました。(大場)