研究概要詳細 Research outline 202103.04 こころの時間を測る時計を作る(ポスタ発表) Posted in 研究 ボタンを押すと僅かな遅延が挿入されて音が鳴る装置を用いて実験してみると,自分の意志でボタンを押して音が鳴った場合には,ボタン押しと音の間隔が短く知覚されます.反対に,脳(運動野)に磁気刺激を与えることで,自分の意志ではなくボタン押しを「させられてしまう」場合には,ボタン押しと音の間隔が長く知覚されます.このことから,自分が意図した運動とその結果生じた感覚情報は,知覚的に結びつきやすいことが報告されています(intentional binding).この現象を簡易的かつ精密に検証可能な実験装置(リベット時計)を開発・製作を行いました.その開発内容と実験の結果について,日本認知心理学会第18回大会(オンライン開催)でポスタ発表を行いました.(樋田) 添付ファイル 一覧へ戻る 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 アーカイブ 月別 2024年10月2024年09月2024年08月2024年07月2024年06月2024年05月2024年04月2024年03月2024年02月2024年01月2023年12月2023年11月 年別 2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年
ボタンを押すと僅かな遅延が挿入されて音が鳴る装置を用いて実験してみると,自分の意志でボタンを押して音が鳴った場合には,ボタン押しと音の間隔が短く知覚されます.反対に,脳(運動野)に磁気刺激を与えることで,自分の意志ではなくボタン押しを「させられてしまう」場合には,ボタン押しと音の間隔が長く知覚されます.このことから,自分が意図した運動とその結果生じた感覚情報は,知覚的に結びつきやすいことが報告されています(intentional binding).この現象を簡易的かつ精密に検証可能な実験装置(リベット時計)を開発・製作を行いました.その開発内容と実験の結果について,日本認知心理学会第18回大会(オンライン開催)でポスタ発表を行いました.(樋田)