202110.07
概念的な知識に依存する文法規則の学習に伴う神経基盤 (学会発表)
Posted in 研究
第二言語を学ぶには、抽象的な文法規則を学ぶだけでなく、言語固有の概念情報に依存する規則を学ぶ必要があります。しかし、これまでの研究は抽象的な文法規則の学習のみを対象としており、概念的な知識に依存する文法規則についてはまだ未解明のままです。そこで、意味概念をベースにする文法規則の学習に関与する脳内メカニズムを検証するfMRI実験を行いました。 その結果、これまでの文法学習に関する領域(中心前回/左下前頭回)と意味処理に関与する領域(左中側頭回)が強い関係性を持って文法習得に関与していることが分かりました。今回の成果は、Society for the Neurobiology of Language (virtual conference)で発表しました。また、学会では「Semantic knowledge representations in the anerior tempoal lobes and beyond」のシンポジウムも開かれ、意味認知に関する最近の研究についても学び、有意義な時間を過ごせました。(Diego)
第二言語を学ぶには、抽象的な文法規則を学ぶだけでなく、言語固有の概念情報に依存する規則を学ぶ必要があります。しかし、これまでの研究は抽象的な文法規則の学習のみを対象としており、概念的な知識に依存する文法規則についてはまだ未解明のままです。そこで、意味概念をベースにする文法規則の学習に関与する脳内メカニズムを検証するfMRI実験を行いました。 その結果、これまでの文法学習に関する領域(中心前回/左下前頭回)と意味処理に関与する領域(左中側頭回)が強い関係性を持って文法習得に関与していることが分かりました。今回の成果は、Society for the Neurobiology of Language (virtual conference)で発表しました。また、学会では「Semantic knowledge representations in the anerior tempoal lobes and beyond」のシンポジウムも開かれ、意味認知に関する最近の研究についても学び、有意義な時間を過ごせました。(Diego)