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202506.19 情報化社会における思考・意思決定:認知神経科学研究の役割(シンポジウム) Posted in できごと

SNSや生成AIの普及によりさらに複雑化する情報化社会で、我々の思考・意思決定が世論やその操作の影響から逃れるのはいよいよ難しくなっています。環境・紛争・格差など、多様な問題に社会が立ち向かうために、個人がより「良い」「主体的」な思考・意思決定を行う心構えや準備は可能なのか。その可能性に向けた認知神経科学研究の役割を議論しました。(杉浦)

日時:6月19日(木)9:30-11:30
形式:ハイブリッド(現地+ZOOM)
場所:SA棟3階 人間脳科学分野

鳥毛 颯樹(医学系研究科 D1)
「AI支援下における思考の変容と個人差のクラスタリング分析」
AIが意思決定を支援する際に、それを補完的に利用する人と依存的に利用する人の違いがどのような個人特性や脳活動の差に基づくのかを、行動データと脳機能データを統合したクラスター解析によって明らかにする研究計画を紹介します。

永田紗奈美(医学系研究科 M1)
「既知性・未知性のフレーミングが真偽評価に与える影響」
与えられた複雑な真偽不明の情報(例:政治や災害に関する報道や偽情報)に対し、「自分が知っている部分」「自分が知らない部分」を意識して読むことで、 その情報の真偽判断に与える影響や確証バイアスとの関連を探る研究計画を紹介します。

指定討論者
▶ 三浦 直樹(東北工業大学 工学部, 教授)
▶ 石垣 司(経済学研究科, 教授)
▶ 中島 平(教育学研究科, 准教授)

司会
▶ 杉浦 元亮(加齢医学研究所, 教授)

主催:応用認知神経科学センター(CogNAC)
共催:SOKAP-connectサステナブル行動×脳科学プロジェクト、FRiD熱中学

現地参加:8名、オンライン参加:7名(重複除く)

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