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202509.07 性格特性と楽観主義が実験的疼痛に与える影響:fMRI研究(ポスター発表) Posted in 研究

性格特性が疼痛に影響を及ぼすことは多くの研究で示唆されています。
たとえば、外向性や協調性が高い人ほど疼痛耐性が高いとする報告がある一方で、協調性が高い人は社会的要請へのプレッシャーを受けやすく、かえって疼痛を我慢しにくいという指摘もあり、関連見解は一致していません。
多因子的な観点から疼痛に影響を与える要素を総合的に議論した研究は少なく、その背後にある脳活動の証拠も十分ではありません。

今回、私たちは実験的疼痛刺激複数の心理要因調査を組み合わせ、行動実験およびfMRI実験を実施しました。
その結果に関するポスターを、日本心理学会第89回大会(東北学院大学五橋キャンパス)で発表しました。

当日は予想以上に多くの方々が関心を寄せてくださり、質問よりもむしろ、さまざまな背景を持つ研究者から非常に深い洞察や可能な解釈を数多くいただきました。
心理学の多様な分野からの意見は、今後の解析と論文執筆に向けて非常に大きな刺激と助けとなりました。
私たちは、さらなるデータ解析と研究成果の発信に向けて努力を続けていきます。(暢)

https://pub.confit.atlas.jp/ja/event/jpa2025

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