ニュース News 年別検索:2021年 202101.22 前側頭葉の「多才な」機能をどう理解すべきか? Posted in 研究 『前側頭葉の多様な認知的役割』をテーマに第13回人間脳科学セミナーを開催いたしました。 側頭葉前部(anterior temporal lobe: ATL)は視覚的情報の意味の認識から情動認知・言語処理に至るまで様々な認知的役割が示唆される脳領域です。本セミナーではこのATL領域の認知機能の多様性をさらに際立たせる二つの異なるテーマの研究成果を紹介します。そのうえで、この領域の役割・メカニズムを総合的にとらえることができるのか、3名の指定討論者を加えて議論いたしました。討論ではそれぞれの講演者の用いた研究手法の比較や、記憶の種類という観点からの考察、恥と罪悪感に関する文化比較的検討なども行われ、多方面から同一脳領域の機能を検討する有意義な機会となりました。(石橋) <13th Human Brain Science Seminar> Date&Time: 22 January 2021, 14:00-16:30 Venue: online (Zoom) Theme:Various cognitive functions in human anterior temporal lobe Talk1: Ryo Ishibashi Title: Tool concept representation in anterior temporal lobes revealed by multi-voxel pattern analysis Talk2: Carlos Makoto Miyauchi Title: Temporal pole as a specific neural correlate of shame compared to guilt Discussants: Haining Cui Kentaro Oba Motoaki Sugiura 添付ファイル 一覧へ戻る 前の記事 一覧へ戻る 次の記事 アーカイブ 月別 2021年12月2021年11月2021年10月2021年09月2021年08月2021年06月2021年05月2021年04月2021年03月2021年02月2021年01月 年別 2024年2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年
『前側頭葉の多様な認知的役割』をテーマに第13回人間脳科学セミナーを開催いたしました。
側頭葉前部(anterior temporal lobe: ATL)は視覚的情報の意味の認識から情動認知・言語処理に至るまで様々な認知的役割が示唆される脳領域です。本セミナーではこのATL領域の認知機能の多様性をさらに際立たせる二つの異なるテーマの研究成果を紹介します。そのうえで、この領域の役割・メカニズムを総合的にとらえることができるのか、3名の指定討論者を加えて議論いたしました。討論ではそれぞれの講演者の用いた研究手法の比較や、記憶の種類という観点からの考察、恥と罪悪感に関する文化比較的検討なども行われ、多方面から同一脳領域の機能を検討する有意義な機会となりました。(石橋)
<13th Human Brain Science Seminar>
Date&Time: 22 January 2021, 14:00-16:30
Venue: online (Zoom)
Theme:Various cognitive functions in human anterior temporal lobe
Talk1: Ryo Ishibashi
Title: Tool concept representation in anterior temporal lobes revealed by multi-voxel pattern analysis
Talk2: Carlos Makoto Miyauchi
Title: Temporal pole as a specific neural correlate of shame compared to guilt
Discussants:
Haining Cui
Kentaro Oba
Motoaki Sugiura