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202106.03 バイリンガル単語認知の神経基盤(論文採択) Posted in 研究

中国語と日本語は漢字という類似した文字体系を使い、単語によっては形態と意味がほぼ同じである同根語というものが存在します。例えば、「銀行」や「椅子」がその例の単語です。これらの単語を処理する際に、中日バイリンガルは、同じ言語として処理するのでしょうか。それとも違う言語として処理するのでしょうか。バイリンガルが二つの言語をどのように処理するのかを検討するために、漢字単語の視覚処理過程を調べるfMRI実験を行いました。その結果、中日バイリンガルは、たとえ形態と意味が同じ同根語でも、言語選択を混乱しないように認知制御システムを使い、二つの言語をコントロールしていました。研究の成果は、Frontiers in Psychology に出版されました。(謝)https://doi.org/10.3389/fpsyg.2021.643211

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