MENU
  • A
  • A
  • A

研究テーマ

Research News Details

自己を創る脳

「自己」は脳でどのように生まれ、我々の認識や行動、適応性にどう影響を及ぼすのでしょう。身体・運動・社会性・メンタルヘルスなど、自己の多様な側面について、謎の解明に挑戦しています。

202205.20 自己主体感と自己超越の関係(論文発表) Posted in 研究

自分の行動を自分が行ったという感覚「自己主体感」は、運動感覚レベルの時間知覚を歪め、その指標がIntentional binding (IB)です。「自己超越」は自分が自己の境界を越えて拡張し、環境や社会と繋がる感覚や、それによってもたらされるより大きく向社会的な世界観を指します。大学生63名を対象とした行動実験で、一見無関係なこの2つの感覚の程度の個人差の間に、正相関があることがわかりました。運動感覚レベルの知覚の歪みが、多様なレベルで我々の世界認識を支配しているのかもしれません。新潟青陵大学の新国先生との共同研究成果論文がConsciousness and Cognition誌に掲載されました。(杉浦)
https://doi.org/10.1016/j.concog.2022.103351
 

添付ファイル